ワークライフバランスが話題になっていますが、そもそもどうして私たちはワークライフバランスを求めるのでしょうか。
休みが取れないからでしょうか。勤務時間が長すぎるから?
そういった表面的なことではない、ヒントになりそうなツイートがあったので紹介します。
ライフワークバランスにおいては、こちらもとっても大切な視点。
「どんな活動でも、集中してやれば、人はますます覚醒し、その後には、自然で心地よい疲れがやってくる。」
逆に言えば、目の前の出来事に集中しないことで、不快な疲労を感じ取ってしまうから、余計にバランスが必要だと思い込む。 pic.twitter.com/KM44pJyYKm
— 鳥井 弘文 (@hirofumi21) October 8, 2025
現代の私たちは疲れている。
でも疲れの原因は、休みの少なさや勤務時間の多さだけでなく、実は、目の前のことに集中していないことで、不快な疲労を感じているからだったんですね。
たとえばスマホを見ているときに、「あれなんだっけ?」「そういえばこれも気になっていた!」と、どんどん違うアプリを開いたことないでしょうか。
1時間弱スマホを手にしていたのに、結局ほとんど収穫がなく、ただいろんなアプリへ飛び回っているばかり。
こういうときに感じる徒労感みたいなものが、「不快な疲労」ではないでしょうか。少なくとも、決して「自然で心地よい疲れ」ではないですよね。
じゃあ、どうすれば目の前のことに集中できるかというと、たとえば茶道では、電子機器から離れ、目の前のお点前に集中します。
(とはいえ、お菓子を撮りたくてついスマホ出しちゃうけど…!笑)
このお点前は、季節や使う道具によって細かく異なることがありますが、大きな流れはいつでも一緒です。
同じことを毎週、毎月、毎年、何年も何十年も繰り返します。
つまらないと感じる人もいるかもしれません。
でも、意外なことに、とても気持ちがいいのです。
肩の荷がおろされ、すっと軽くなる感覚。
最近は、どこにいてもお点前をイメージするだけで、喧騒や靄々が離れ、神社に入ったときのような一瞬を味わうことができるようになりました。
茶道に限らず、料理や散歩でもいいかもしれません。
目の前のことに集中する時間を増やすことで、なんとなく蔓延している不快な疲れを減らし、自然で心地よい疲れに導かれて眠る。そんな日を増やしていけそうです。
とはいえ、「茶道をはじめるのはちょっと」「やっぱりスマホからは離れられない」という方向けに、オンライン喫茶室をひらいています。
作法や厳格なお点前はありません。
ただお茶を淹れる。でもいつもよりも削ぎ落としてシンプルに。お湯を注ぐ音に耳を傾ける。そんな五感をひらく時間をご一緒しましょう。
InstagramのDMに「オンライン喫茶室」とお送りください。詳細をご案内します。